クロサイとシロサイの違いとは!?

クロサイとシロサイの違いを徹底解説!

ゆか

今回はこの2種類のサイの違いについて説明するよ!

ライオンちゃん

上の写真で見ても全然違いがわからないや!

ゆか

名前だと「白」、「黒」と分けられるけど、実はどちらも同じ茶色がかった灰色のような皮膚の色をしているんだよ!

今、サイは頭数が激減していて、昔は50万頭以上いたんだけど、今はシロサイが約21,000頭、クロサイは5000頭しかいないと言われています。

特にクロサイはIUCNレッドリストでCritically Endangered(CR)「絶滅寸前」というカテゴリーに入っているの!

他にもどんな違いがあるのか、一緒に見ていこう!

口の形が違う!

ゆか

さっそく下の写真を見てみましょう!違いが分かるかな??
左がシロサイで、右がクロサイだよ!

ゆか

シロサイは四角く広がった平な口をしていて、クロサイはとんがったおちょぼ口のような形になっているのが分かるかな??

ライオンちゃん

ほんとだ!よく見ると全然ちがうね!

ゆか

どんな動物も形には意味があります!
クロサイ、シロサイの口の形が違う理由は「食べるものが違う」からなんだよ!

食べるものが違う!

ゆか

シロサイもクロサイも大型「草食」動物です。
だけど、食べている「植生」に違いがあるんだよ!

シロサイが食べるのは、地面に生えている草
クロサイが食べるのは、木の枝や葉っぱなんです。

だから、
シロサイは地面に生えている草に届きやすく、効率よく食べられるように、頭の形は縦長で口の形も平らになっていて、クロサイは木の枝や葉っぱに届きやすいようにとんがった口の形をしているんです!

ライオンちゃん

なるほど!ボクはお肉が大好き!
だから、獲物を狩るための立派な牙が生えてくるんだね!

ゆか

そうなの!
「どんなの動物の形にも理由がある」という意味が分かったかな?

ちなみにに食べ物が違うから、サイの「うんち」を見ただけでも、シロサイかクロサイどちらのうんちか判断することもできるんだよ。うんちの中に枝の切れ端が見えたらクロサイの証拠!みたいにね。

大きさが違う!

ゆか

体の大きさも違います!

■体重
シロサイのオスは約2,300 kg、メスは約1,700 kg。
クロサイのオスは約1,350 kg、メスは約900 kg。

■体長
シロサイは約4m、クロサイは約3m

シロサイの方がクロサイよりも一回り大きいのです!

ライオンちゃん

うひゃ〜重いね!!足元には絶対に行かないようにしよう。
ちなみにお相撲さんの平均体重は166 kg!ボクのお父さんは大体190 kgらしい!

ゆか

なんでお相撲さんの平均体重を知っているの。。。(笑)
でも、比較するとどれだけ大きいのかが分かるよね。

ちなみに足の大きさもシロサイの方が一回り大きいから、足跡を見ただけでどちらのサイか判断することもできるんだよ!

習性も違う!

ゆか

シロサイは群れでいることが多いです。
クロサイは単独行動していることが多いです。(子供が小さい時、交尾の時以外)

だから、大きなサイが何頭か一緒にいるところを見かけたら、シロサイの可能性が高いんです!

ライオンちゃん

なるほど!今度遠くから見てみようっと。

ゆか

あと、クロサイはシロサイよりも気性が荒いと言われてるよ。

これは、サファリガイドとして活動していると、強く感じる違いで、もしサファリ中に、クロサイに出会えた時は、より慎重に安全な距離を保ちながら近づかないと危ないんです!

シロサイの名前の由来とは?

ゆか

歴史は1690年代まで遡ります!
ヨーロッパ地域から多くのハンター達が南アフリカにやってきました。この時代のハンティング日誌にすでに「シロサイ」として狩猟の記録が残っています。

では、なぜ「シロサイ」と呼ばれるようになったのでしょうか?

ライオンちゃん

写真を見てもクロサイと色は変わらないもんな〜。
シロサイの方がテカテカしてて、太陽が当たると眩しく光るとか??

ゆか

残念!でも面白い発想だね。
実はサイが「泥遊びが大好きなこと」に関係しているんだよ。

サイは水場を見つけると、ダニやノミなどの寄生虫を皮膚から除去したり、日差しから守るために、水場を転がりながら体中に泥をつけるんです。

北ケープ地域という場所は炭酸カルシウムを多く含む石灰質の地層が広がっていて、そのエリアにいたシロサイは、その白い色をした石灰質の泥沼を体中につけて泥遊びをしていたから、最初にこのサイを見た人々が「シロサイ」と呼び始めたと言われているんだよ!

ライオンちゃん

学校とかによくある、白線を引く石灰の上で転がるみたいなものかな??
たしかにめちゃくちゃ真っ白になりそう!!

さいごに。。。

ゆか

同じように見えても、全然違うこと分かってもらえたかな??

今回伝えたかったことは、すべての動物にはいろ〜んな特徴があって、すべての特徴に意味があるということ!

なんでこの動物はこの形なのか?なんでこの動物はこんな行動をするのか?
是非、いろんな動物を観察してみてね!

ゆか

アフリカでサファリをお考えの方、
クルーガーにいらっしゃる予定の方は是非ご連絡お待ちしております!
https://www.instagram.com/yukaonsafari/?hl=ja

6件のコメント

白サイはWideをwhiteと聞き違え白サイと命名したと聞いたことがあります。

white Shirtを、Yシャツと言い始めたのと一緒ですね 

wideを聞き間違えてwhiteになったという都市伝説がよく説明されがちなのですが、実は正しくは1690年代にアフリカーンス人が南アフリカでハンティングを開始した当時からWhite Rhinoと呼ばれていました!
色々な説があって面白いですね!

正確にはアフリカーンス語の幅広いの意味のwijdeを聞き間違えてwhiteと勘違いして、white rhinocerosとして記載したのがきっかけですね。

シロサイは、アフリカーンス語の「幅広い」の意味のwijdeをwhiteと聞き間違えて、wide rhinocerosとするべきをwhite rhinocerosとして、シロサイとなりました。

wideを聞き間違えてwhiteになったという都市伝説がよく説明されがちなのですが、実は正しくは1690年代にアフリカーンス人が南アフリカでハンティングを開始した当時からWhite Rhinoと呼ばれていました!
色々な説があって面白いですね!

因みに、アフリカーンス語のwijdeは「ゥワイーテ(ワイーレに近い音)」と発音します。

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