悪者イメージに隠されたハイエナの真の生態に迫る

今回ご紹介するのは「ブチハイエナ」です!
ライオンキングでも悪役として登場し、不気味で恐れを知らない、ひどい泥棒というイメージがつきまとい、その死肉を漁る姿から、人々に恐れられてきました。

ゆか

そんなイメージを覆すため、ハイエナの本当の姿をお伝えします!


▼Youtubeでは迫力のある映像とともに、太田ゆかの副音声付きで配信しています!

https://www.youtube.com/watch?v=qulOj4An0aY

 

ハイエナの本当の姿とは?

世間からも嫌われがちなハイエナですが、本当は愛嬌たっぷりで、サバンナの動物界の中でも特に知能が高い生き物です。

ハイエナの知能は、霊長類にも匹敵すると言われています。様々なパズルや、認識力を試す実験を通して、彼らには問題解決能力があり、数も認識することができると証明されてきました。

サバンナのお掃除屋さんとして、生態系にとってかかせない存在です。

 

ハイエナはどんな生活をしているの?

ブチハイエナは群れで生活します。その大きさは最大で130頭。また、群れの中には厳格に決められた位があり、複雑な階級社会を生きています。オスよりもメスが群れの上位に立っていて、縄張りに侵入してくるものがいると、メスは体を張って戦います。

なんだか眠そうなハイエナの赤ちゃん(生後6ヶ月ほど)

このあどけなさが残るハイエナは、まだまだ巣穴でお留守番ばかりです。生後一歳ほどになるまでは、大人の狩りに参加することはできません。今はお昼寝しながら、ひたすらお母さんの帰りを待ちます。

 

ハイエナの天敵やライバルは?

ハイエナの最大の天敵はライオンです。ハイエナとライオンは永遠の宿敵と言われており、獲物の取り合いも日常茶飯事です。

そんな獲物の獲得競争に参加するのは、ライオンだけではありません。この日は3頭のリカオンがハイエナの縄張りに入ってきました。リカオンはインパラを仕留めたばかりのようで、お食事中のところに私達は遭遇しました。

早食いのリカオン、リアルな弱肉強食の世界

早食いで知られるリカオン、少し残っているお肉を勢いよく食べています。

そこへ一頭のハイエナがやってきました。すぐにリカオンは反応し、ハイエナを追い返します。3頭のリカオンとの攻防に、一頭のハイエナはひとまず引き下がりましたが、すぐに2頭目のハイエナが到着し、形成は一気に逆転!リカオンの食事を強奪します。

(左)悲しそうなリカオンの背中、相談してるみたい

 

そんなライバル同士でもあるリカオンとハイエナですが、
ハイエナが強奪したお肉を全て食べ終わると、争いの元が無くなったと同時にお互いの存在に落ち着きを見せます。

ハイエナにちょっかいを出すリカオン、なんだか公園にいる犬みたい。
ゆか

こうしてハイエナもリカオンも、何とも平和にサバンナの中に消えて行きました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA